沖縄県、慶良間諸島が31番目の国立公園に指定される見込み。

以前、友人数人で沖縄、慶良間諸島の座間味島で数日間キャンプを楽しんだことがあります。

現在の座間味島はどうか知りませんが、当時の島には基本的に海しかなくて、若かった私たちには少々物足りなかったことを思い出します。
しかし、島でしか味わうことのできない経験は多く、あれから長い時間がたった今でも忘れることができません。

シュノーケリングで珊瑚礁を覗けば、鮮やかな小魚に時を忘れ、気がつけば遠くまで流され。
リーフが切れた、急激に深くなる掛け上がりにうごめく大型の魚影に畏怖を覚え。
スコールを降らせる雨雲が、海の遠くから徐々に近づいてくるのをワクワクしながら眺めたり。
満天の星空に人工衛星の光跡を追った夜を懐かしく思い出すことができます。

思い出の地、沖縄の慶良間諸島が2014年に国立公園に指定されます。

【続報】
慶良間諸島の国立公園指定は「サンゴの日」、記念式典は「みつばちの日」に!

慶良間諸島国立公園に新聞報道
2013年7月3日「朝日新聞」より

日本の国立公園一覧表

これまでに指定された、30の国立公園一覧表

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出典:環境省自然環境局「国立公園」より

これまでの経緯

現在は沖縄海岸国定公園の一部になっています。
慶良間諸島周辺の海域は非常に透明度が高く、日本で確認されている珊瑚のうち6割相当の248種が生息。またザトウクジラの繁殖海域としても知られています。
慶良間諸島の珊瑚礁は、オニヒトデの大量発生や温暖化の影響で約15年前に一時激減しました。現在は地元の努力により回復しているといいます。

国立公園に指定されることの意義

国立公園の新設は「陸中海岸国立公園」を拡張して、2013年5月に開園した「三陸復興国立公園」以来。しかし分割や拡張ではなく、新たに指定されるのは1987年の釧路湿原国立公園以来の26年ぶりとなります。

自然や風景を改変するおそれのある建築物等工作物の設置、木竹の伐採、土石の採取や動植物の捕獲・採取等、各種行為を規制されます。
国定公園が都道府県に管理を委託されるのに対し、国立公園は国(環境省)自らが管理します。

環境省は珊瑚礁が高密度で生息する同海域の浅瀬部分を「海域公園地区」、それ以外の海域を「普通地域」として指定する方針。
海域公園地区では、加工販売など商業目的の珊瑚漁などが規制対象になる予定。

環境省自らが管理することによって、自然環境の保護に税金を投下しやすくなるのは良い事です。
地元、ボランティアの方々の献身的な努力は、大変価値があり、とても尊いものであると思います。しかし、環境保護など、膨大な時間を要するものは属人的な努力に頼っていては、その人(その団体)がいなくなったときに終わってしまう可能性があります。公的な機関に管理運営を委ね、公的な資金が入ることは、活動を継続する原動力になると考えています。
このように考えるきっかけとなった「利益を最大化するためには出店しない!継続できる仕組みが一番大事」という記事から「途絶えてしまったボランティア活動」のくだりもあわせてご覧いただけると幸いです。

まとめとして

慶良間諸島が、国立公園に指定されることで、貴重な体験ができる環境が守られることを大変喜ばしく思います。

近いうちに再び訪れたい場所です。