聞く姿勢はできていますか?話せる環境は整えましたか?

あなたは職場などで、
新人の教育担当になったことはありますか?

どの企業においても新人教育は、
おおむね中堅社員が担当することが多いと思います。

中堅社員は日常業務もバリエーションに富み
新人との年齢も近いことから
コミュニケーション面でも適していると思われます。

コミュニケーションエラーの悲劇

一方、何らかの事情により、
長く在籍するベテラン社員が新人教育担当になった場合、
新人にとって不幸なことが起こります。

「分からないことがあれば聞くように言ったじゃないか!」
「なんで、聞きに来ないんだ?」
(新人を叱責するベテラン教育担当の図)

こんな場面、あなたも一度は出くわしたことがあるのでは?

基本的にはコミュニケーション不足ですね。
ベテラン教育担当も聞きやすい環境をつくれなかった落ち度がある

そもそも
ベテランは「なにが分からないのか、分からない」
新入社員は「なにを聞いていいのか、分からない」

ベテラン社員は自身の新人時代
右も左も分からない不安な状況を
とっくに忘れてしまったのですね。

いきなり、新入社員に向かって
業界の専門用語や社内でしか使われない略語で話しても
新人は戸惑うばかりか、次の質問ができなくなってしまいます。

不動産業界の場合は更に深刻

不動産業界にも同じことが起きています

しかも不幸なことにお客様との間に
業界経験の長い人ほど、専門用語を連発しながら、
素人であるお客様に説明をしていませんか?

説明している本人は気持ちが良いのかも知れませんが、
横でみていてもお客様の不満が手に取るように分かります。

初めは一生懸命に質問をしていたお客様も、
次々繰り出される専門用語に辟易、
次第に何も聞かなくなってしまいます。

これは毎日のように繰り返されている
不動産業界の不幸な現実だと言えます。

「分からないところが分かる」強み

大事なことなので何度でも言いますが
多くの人にとって不動産の購入・売却は人生で一度か二度の大切なものです。

納得いかないまま、なんとなく決めるのはもったいないことです。

”ホントはこういうこと聞きたいんだよね!”
という、お客様の気持ちに気づいていきたい。

私にも分からないことはお客様と一緒に学んでいく、
常にそんな気持ちを心がけています。

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