一昨年前の夏、近隣の夏祭りに出かけ、金魚すくいで持ち帰った金魚が、春になって異常行動を起こすようになりました。
大きめの個体一匹を寄ってたかって追い回しています。
まるで、一匹の金魚をいじめているかのような追いかけ方。
ネットで調べてみたところ、金魚が産卵前に起こす追尾行動だと判明しました。
産卵の環境を整えるため、人工的な水草を作って水槽内に投入したところ、直後に産卵をしました。
今は、小さな小さな金魚の稚魚が泳ぎまわっています。
金魚が産卵する人工水草の作り方
用意するものは、スズランテープとハサミ。
スズランテープとは、チアリーダーが手に持っているポンポン(?)をつくる素材。
まずは、テープを適当な長さにカットする、今回は1.5メートルほどで切りました。
カットされたスズランテープ。
カットしたスズランテープを半分に折る。
さらに、半分に折る。
折ったテープの中心部分を結びます。
真ん中で縛った状態のスズランテープ
両端の輪っかになった部分をカット。
両端ともカットを終えた状態
片側ずつスズランテープを細かく裂いていきます。
反対側も細かく割いて人工水草の完成。
人工水草が完成したら水槽内に投入。一箇所に水草を留めておきたかったので、麻ひもで縛って固定しました。
スズランテープの色(カラー)は、透明を使用しました。金魚が産みつけた直後の卵は、白く透き通っていてテープの色と見分けがつかないので、どのくらい卵を産んだのかよく分かりません。もっとはっきりした色を選択すれば、産卵直後の卵の認識は容易になると思います。
ただ、3・4日経過すると、卵の中に稚魚の目玉や身体が黒っぽく出来てきて、どれくらいの数がいるのか分かるようになります。透明なテープでは、出来上がった水草が透き通っているため、黒くなってきた卵が全体で何個ぐらいあるのか見通すことができます。テープの色は透明か、色付きか、一長一短があるものと思います。
人工水草に産卵する金魚
出来上がった人口水草を水槽に投入した直後から、待ってましたとばかりに金魚が産卵行動を始めます。
ドンドン卵を産んで、産まれた卵をパクパク食べています。(笑)
動画の45秒前後で水草に付着せずに水中をパラパラ落ちる卵を、同居するタナゴが捕食するシーンを観ることができます。
産まれた卵の中に、目玉や体ができてきた。
4・5日すると孵化します。一日くらいジッとしている金魚の稚魚。
ジッとしている状態が過ぎると、藻離れといって自由に泳ぎ出します。体はまだ透明です。
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まとめとして
実は、ここのところ3週連続で週末に産卵をしています。
毎回、50個ほどの卵を産みつけるので、稚魚用に新設した水槽も大変な賑わいに。
成長する過程で数は減じますが、このままではパンクしてしまいそうです。