日本を訪れる外国人が、史上初めて月間100万人を突破しました。昨年同月比で18.4%増となっているので猛烈な勢いで増加しています。
特に台湾から日本にいらっしゃる方が増えているようです。
台湾からの観光客増加でバスが不足
台湾人の日本旅行激増、北海道で観光バス不足報道のデータは1月~5月の台湾人の旅行先を示したものです。特に北海道が人気で、当地では観光の為の貸し切りバスが不足しているようです。
少し、意外に思われる方も多いかもしれませんが、台湾は、沖縄の南西に位置し、7月の平均気温が28度の熱帯~亜熱帯の国です。北の大地への恒久的な憧れが強いと言われています。
また、アジアの他の国に比べて、親日的であることも理由に挙げられます。
円安が訪日増加の最大要因
昨年2012年末から比べると、急ピッチで円安にふれてきました。
海外から見ると、物価が高く、生活コストの高かった日本を旅行がしやすくなったといえます。
富士山の世界遺産への登録が話題になりました。しかし、京都や北海道など、日本には魅力的な観光資源が多くあると言われてきました。
これまでは、その資源を上手に活用することができなかったことに加えて、滞在時の生活コストが高いため敬遠されてきた背景があります。
この機会に多くの外国人が訪れて日本の魅力に触れていただくことができれば、日本人として嬉しく思います。
まとめとして
2013年上半期の訪日外国人数は、496万人。日本政府は通期で、1,000万人を目指しています。
観光で日本を訪れる外国人が増えると、観光地では消費が伸びます。地元が潤うことは何よりです。もう少し巨視的にみた場合、観光は外貨を稼ぐ手段でもあります。
日本の製造業にかつての勢いがなくなった現在、観光業は日本の成長産業といっても差し支えないと思います。