良い文章ってなんだろう?
読みやすくって、読み終わったときにナニか印象に残る文章。
これが、良い文章だと思う。
テレビや新聞で書いてあることを焼きなおして書き綴ったとしても、読み手に響くような良い文章は書けないだろう。
他人の体験は読んでいて楽しい。
できればオリジナルの体験を、その人なりに文章にしたものが好ましい。
文章を読めば、他人の考えを知ることができる
Twitterのタイムラインも面白いです。
教員の経験から出た「サンタは心のなかに」
かなり時間が経ってしまった。
クリスマス前にスクラップしておいたのに、なかなか書けずにいた。
小学校の教員をしていたという投稿者のコラム。
朝日新聞「サンタは心のなかに」より
小学校2年生になる我が家の長女にも、「お父さんがサンタなのでは・・」疑惑をかけられました・・・。しかし、追求してサンタの正体が公になると、「クリスマスプレゼントがもらえなくなるかも・・・。」
長女は利害を考えたうえで「深追いをしない」という大人の選択をしたようです。
その後、サンタの正体について、なにも言わなくなりました。(笑)
「サンタさんはいるよ。見える人と見えない人がいるだけなんだ」
そうだよね。
もともと、宗教は偶像崇拝を禁止していることが多いです。
キリスト教も同じで、ヨーロッパの布教活動に必要だからと十字架にかけられるキリストや、マリア像が解禁されたという。
目に見えないものを信じることは難しい。
赤い服を着て、白いひげを伸ばしたサンタの姿。
これも、誰かが考えて作った偶像であるのだろうけど。
これがサンタだと、繰り返し見せられるので、ほかのサンタが子供に入り込む余地がないのかも。
見ることができないだけで、心のなかにいる、というのは難しいことなのだ。
良い文章の素材はありきたりなもので!
教員の経験は誰にでもある経験ではない。しかし、サンタはいるのか、と子供に問われた経験は多くの人にあるだろう。
ありきたりの素材をどう料理するかが料理人の腕の見せどころ。
むかし、料理の鉄人というエンターテイメントがあった。高級素材を惜しげもなくドバっと使う料理は、それなりにインパクトがあるけれども、はぁ・・それから?、みたいな気持ちも一方であった。
そりゃあ、生で食っても美味しい食材を料理すれば、誰がつくっても美味しい料理ができる
こんな気持があったんです。
だったら、「冷蔵庫の残り物で簡単につくれる料理」のほうがフムフム・・、と素直にうなづける感があります。
Eテレでやっているピタゴラスイッチも同じだと思うんです。
ピタゴラスイッチは、定規・ビー玉・ネジ・本・フライパンなど、どこの家庭にもありそうなものを寄せ集めて、アイデアを練り上げますね。
そこに、ほう!と言わせてしまう工夫があると思うんです。
これが、ピタゴラスイッチのための専用道具だったりしたら、関心がうまれません。
平凡なものを使って、いかに見せるかに苦労しているからこそ、ついつい見てしまうのだと思います。
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まとめ
もうすぐ、節分。
長女は「お父さんの鬼は怖くない」と容赦なく豆を投げつけます。
サンタの時と同じように、長女と利害が一致する豆まきの方法はないものかと、今から考えています。