実例から学ぶ良い文章とは?予期せぬ道草は懐かしい思い出が蘇る

より道・道草は楽しいもの。

移動する速度は、遅ければ遅いほど色々なものが見えてきます。

不意におとずれた予期せぬ道草は、懐かしい思い出も蘇らせます。
2駅歩いて思い出停車
2014年8月31日「朝日新聞」より

良い文章の素材は身近な話題で

常々思っていることですが、サッと読み終えることが出来る短い文章でグッと人を引き込むためには、良い文章の素材は私たちの身の回りにある「ありふれたもの」であるほど良いと思います。これは、筆者の背景や前提条件を長々と説明する必要がないからだと言えます。

乗車していた電車がどういうわけか動かなくなってしまった体験は、誰にでも起こりうるし、二駅歩いた友人の話を聞くことも少なくないでしょう。

文章全体の四分の一を占める冒頭部分で、やむを得ず歩くことになった経緯を紹介。中間で全体の半分ほどを占めているのは、懐かしい思い出を伴って歩いて行く、ちょっと忘れていた町並み。そこは自分自身の成長と家族の思い出が詰まった場所であったことを思い起こさせています。最後の四分の一でまとめを書いている。

まとめとして

身近な話題は、わざわざ探すまでもなく私たちの身の回りにあふれているもの。

日頃から何を考えて、どう感じたのかを振り返り、できれば文章に残していく癖がつくと良い文章を書くことにつながると考えます。

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