初フルでサブ4達成を目指した静岡マラソン。ペースダウンして4時間27分で完走。

初めてのフルマラソンに挑戦、舞台は「静岡マラソン2014」でした。
多分、晴れ男を自認している私としては珍しく、レース当日の天候は冷たい雨の降り続く空模様。

初めてのフルマラソンでサブ4の達成を目論んでいたのですが、後半で足が止まり、目標の4時間には遠く及ばないレース内容で終わりました。

それでも、雨のなか沿道でランナーを励ましてくれる地元静岡の人達の声援に後押しされ、足を引きずりながらゴールまで辿り着くことが出来ました。

スタートから15キロまでのコース

スタートから11キロ過ぎまでは静岡市内、駿府城周辺を走ります。

ランナーが多いうえ走行速度がバラバラなので、この区間では気持ちよく走ることができません。また、コース脇を走ると市街地のため車道に埋め込まれた突起物に足をとれられて転倒する危険性があります。実際に転倒したランナーもいたと聞いています。

15キロから25キロ過ぎの海岸沿いコースは爽快

20キロ手前からは駿河湾沿いの見晴らしの良い直線コース。民家は少なくても、イチゴの産地直売を営んでるハウス農家の方々が応援に出ていて励みになりました。普通、真っ直ぐなコースは、先が見えずに飽きが来るものですが、右手に海を眺め、左手には海岸線まで迫った日本平を見上げて、景観を楽しみながら歩を進めることができます。

30キロ近辺は苦痛と戦う覚悟が必要

静岡市から清水市内に向かい海岸線を東に進み、三保の松原手前で走行距離調整のために「つづら折り」に走る区間が7キロほど続きます。両側二車線の道路を全幅使用して三分割し、「行って・帰って・また行く」つづら折りコース。この区間は沿道の景色も変化に乏しく平板で、かつ対向するランナーの苦しそうな顔をみると自然テンションが下がります。この区間は気持ちを強く持って走り続ける必要があると感じました。

足の痛みと戦った35キロからゴールまで

海岸沿いのコースから離れ、清水市内に向かうコースは上り坂も多くあります。走りこみ不足を原因とする疲労から、足が痛み始めたのも35キロ過ぎ。

すでにこの区間を走っている時点で、4時間以内のゴールは絶望的であることが分かっていたので、懸命に腕を振るうものの、足がなかなかついてきません。「あと5キロ」「あと4キロ」と数えながら進みますが、一向に距離が縮まらず苦痛そのもの。

最初は腰・おしり・太もも後ろ側の筋肉が痛み始めます。その痛みを庇うように走るため、次第に小さな筋肉を使って蹴るような走りになったのか、膝と足首が痛くなります。この足の痛みに立ち止まってストレッチをすると、ほんの100メートルほど快適に走ることができます。しかし暫くすると再び激痛の波が襲ってきます。結局、体の痛みに抗うことはできずにズルズルとペースが落ちていきます。ラスト5キロは、8分/kmをゆうに超えるスローペースでゴールまで体を運ぶことになりました。

給水ポイントは充実

第1から第15まで、概ね2・3キロおきに設置されていた給水所は、サーブしてくれるボランティアの数も多く、一箇所ごとの距離も長くとっているため、取り損ねることがありません。一箇所の給水所を2つに分けると、前よりにアクエリアスなどのスポーツ飲料、後ろで水を提供しています。

ただし、給水した後に捨てる紙コップを投げ入れるゴミ入れも隣接して設けられています。そのため、ランナーが飲み物を手に取り、給水し、カップを捨てるまでの滞留する時間が長く、結果的に混み合ってしまう場面もあり、スピードが落ちることで敬遠したランナーも多かったかもしれません。

給水所を沿道の進行方向右側に設置した場合、少し先の左側(反対側)沿道にゴミ箱を設置すれば、飲み物をとったランナーが移動しながらカップを捨てられるため、給水所付近の滞留が防げるかもしれません。

設置されたトイレは常に渋滞

コース脇に設置された仮設トイレの前にはトイレ待ちの列が常にありました。雨も降る低温のコンディションだったため、トイレの利用頻度も多かったかもしれません。

走りながら、なぜかトイレ渋滞を見ると尿意を催すという不思議な現象がありました。(笑)
前日から利尿作用のあるカフェインとアルコールを控えてレースに臨みましたが、そもそもの水分摂取量が多すぎるのかもしれません。

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まとめとして

初マラソン参加の必達目標である完走は何とか果たすことが出来ました。

タイムとして目標にしていた4時間切り(サブ4)は、しばらくお預けとなります。
マラソンでサブ4を達成するペース戦略でも記した通り、直近一ヶ月の走りこみが圧倒的に不足したのが原因です。2月頭に風邪をひき、その後は大雪の対応に時間を取られています。恥ずかしながら2月の月間走行距離は35キロと、走りこんでいるランナーならば一日で走ってしまう距離しか踏むことができませんでした。

私は距離信仰が薄いと思いますが、最低限の走行距離は踏む必要があります。(汗)

下に理想的なサブ4ペースと、静岡マラソンの走行ペースを比較したグラフを示します。