通信会社大手のNTTドコモが、ポイントサービスの内容を2014年4月に変更するようです。
長期にわたって利用し続けてきたドコモユーザーをないがしろにする内容のポイント制度改訂が反発を呼んでいます。
ドコモの長期契約者ほど不利になる「ポイントサービス改悪」
- プレミアクラブは入会金や年会費が無料のサービスで、多くの人が意識せずに加入している
- ドコモでは、ケータイ、スマホの基本料金や通話料などの支払い額100円ごとに1ポイントがたまる
- たまったポイントは100ポイントごとに税込み105円分として、ケータイ、スマホの購入・修理などに使える
- ドコモプレミアクラブは、会員のランクを4つの「ステージ」で区別
- エントリーランクの「1stステージ」~「プレミアステージ」まで4ランクに分かれ、上級ランクになれば、ポイント加算率が増える
- プレミアクラブは長期利用者の優遇が特徴、10年以上使っているユーザーなら、100円当たり4ポイントが付加される
- このポイント制度が2014年4月から改定されることになった。
- これまでのように利用期間を満たしているだけでは、ステージの昇格ができなくなる。
- 改定後はすべてのステージで『あんしんパック(月額630円)/おすすめパック(月額525円)』有料オプションの契約が必要。
- 有料オプションの契約がなければ、利用期間がどれだけ長くても、1stステージの下に新設された『ベーシックステージ』のまま。
- 現行プレミアステージのユーザーも、こうした条件を満たさなければベーシックステージに陥落。
- しかも、ポイントの算出方法まで変更される。
- これまで利用料金100円ごとにたまったポイントが、改定後は1000円単位。1,000円未満は切り捨てられる
Yahoo!ニュース「ドコモの【ポイントサービス改悪】に泣くのは長期契約者」より要約
まとめとして
au・ソフトバンクが新規ユーザー数を伸ばしている一方で、苦境を強いられているのがNTTドコモ。これまで様々なキャンペーンを打ってきましたが、どれも新規ユーザーの獲得には奏功していないようです。
今回のポイント制度改訂は、新たな収益源の確保が難しいとみて、既存ユーザーという身内から収益確保を試みているように写ります。
ゲーム「信長の野望」にたとえると、領主が領民に過酷な年貢を課す状態に似ています。ちなみにゲームで年貢をあげると、農民達が一揆を起こしていたように思います。