せっかく手に入れた最新のスマートフォン。しかし、通信会社(キャリア)によって、実質的な通信速度は随分と違うようです。
画面の表示には電波のマークがバッチリ立っているのに、ネットに繋がらない。これはネットワークに接続する人が多い駅などで頻繁に起こる「パケ詰まり」という現象です。
スマートフォン・ソーシャルメディアを利用したマーケティング機関「MMD研究所」のパケ詰まりに関する調査が秀逸です。
iPhone5の場合”au”と”softbank”ではこれほど違う
出典:MMD研究所「携帯キャリアに関する意識調査」より
iPhone5を利用した、キャリアの通信状況の比較です。表示されるまでの時間に大きな差があることが分かります。
出典:MMD研究所「携帯キャリアに関する意識調査」より
上記の調査では「パケ詰まり」をWebページが完全に表示されるまでに30秒以上経過した場合と定義して、パケ詰まりが起こる頻度を調査しています。
- iPhone5、東京6駅のパケ詰まり率
- au—20.4%
- softbank—2.3%
エーユーがソフトバンクに比べて、パケ詰まりも頻繁に起こり、表示までの時間も倍近くかかっていることが分かります。
android 端末でも3社の通信状況を調査
出典:MMD研究所「携帯キャリアに関する意識調査」より
NTTドコモは、キャリアのユーザー数が多いうえに、ラインナップにiPhoneがないのでandroid端末に集中した結果なのでしょうか、3社で一人負けの形です。
まとめとして
様々なサービスが安く、便利になっていきます、場合によっては無料で使えるものも多くなっています。
一度便利なものを手にして、それに慣れてしまうと、再びそれを手放すことは難しいでしょう。携帯・スマートフォンも同じことが言えます。
これまで自分が受けてきたサービスの質が分からなかっただけで、わざわざ通信状況が悪いと分かっているサービス(キャリア)を使い続けるユーザーは少ないと感じます。