私は潮干狩りを知らなかった。
潮干狩りというレジャーは、潮の満ち引きを狩猟行動に利用する。
タイミングをあやまって満潮の海に立っても、足の先で海底の砂をまさぐるぐらいが関の山だ。
古来より、夜な夜な月を見上げて頃合いをはかるのが正しい潮干狩りのあり方であったろう。
今では、月を観察する必要はないが、インターネットで潮見表をチェックする。
潮の引いた干潮時に、潮干狩りの漁場となる干潟が大きく海に開かれる。
潮が引き始めるタイミングで潮干狩りをスタート、もっとも潮が引く干潮に、沖合の未開の地に到達しているのが正しい狩猟民族の心得だ。
しかし、ゴールデンウィークに行き場を失った家族連れがレジャーに押し寄せるのも潮干狩りの悲しさ。
干潮というピークを狙って打ち寄せる人の波のほうが、結果的には大きなビッグウェーブであった。
アサリも多いが、とにかく人が多い潮干狩り
木更津海岸「中の島公園」の潮干狩りに。
その日の干潮ピークが11:20頃、多摩境を7時に出発して9時に現地についていれば余裕だな!と高をくくっていたのですが、やはり甘かった。
まず、交通渋滞がひどい、千葉アクアラインに乗るため浮島近辺までくると車が動かない。結局一時間以上をノロノロ渋滞に費やし対岸の千葉、木更津へ渡ると今度は駐車場待ちの大渋滞。
この時点で「中の島公園」周辺の駐車場という駐車場に車が充満して、誰もがアサリを求め目を血走らせています。最も遠くにある第三駐車場にも駐車できずに車が溢れでていて、これが解消される頃には潮が満ちてくるだろうと観念しました。
結局この日は、移動と下見で一日が潰れた格好。
木更津のイオンモールに行き、暇つぶしにくまなく見て回った後に、近くのスーパー銭湯「湯の郷かずさ」へ。
お風呂もこれでもか!というくらいのんびり浸かって、うっぷんを晴らす。
食事をした後は、「中の島公園」駐車場に前のりして車中泊。
当然、一番だろうと鼻息が荒く乗り込んだのですが、上には上がいるもの、すでに二組ほど前のり組が先行していました。
潮干狩りの準備と持ち物
子供の頃に連れられて潮干狩りに行ったことは何度か・・・。
でも、自分が子供を連れて行くことになると「潮干狩りの準備ってなにが必要?」「潮干狩りの持ち物ってなんだ?」みたいな・・・。
潮干狩りの準備としては潮見表をチェックすること、またとにかく混雑するので早めに行動すること。
2時間早く出発するだけで、一泊する必要がなくなると思います。(笑)
潮干狩り定番の熊手と、アサリを入れる網の袋は現地で買ったり、借りたりすることができます。
潮干狩りのまとめ
木更津の中の島公園は文字通り島になっていて、歩行者専用の橋を渡って潮干狩りにいきます。
ゴールデンウィークの木更津は暑くもなく寒くもなく絶好のレジャー日和。でも、海に入っていると寒くて震えてきます。ちょっと暑いかも?というくらいでちょうどいいのかもしれません。
潮干狩りで持ち帰ることのできる獲物の量は、大人が一人あたり2キロ・子供が一人あたり1キロまでとなっています。
大人二人・子供三人の場合は、合計で7キロが上限の量となります。
今回、うちの家族は正味一時間の潮干狩りで上限いっぱいの獲物をゲットすることが出来ました。
ただ、持ち帰ると消費するのが大変です。
親戚に配り、近所の人におすそ分けしても残ったので、佃煮にして小分けに冷凍保存しました。
子どもたちは、ただただ楽しかったようです、また来年行くかな?