これまで、日本は戦後の経済成長に合わせるように“造って・壊し・また造る(スクラップ&ビルド)”を繰り返してきました。
2006年2月6日閣議決定され、同年6月8日施行された“住生活基本法(Wikipedia)”
同法の施行により日本の住宅事情が“住宅量の供給(フロー)”から“資産としての住宅を確保(ストック)”へと転換点を迎えました。
これからは中古住宅の流通量が増加します。
住宅購入を入り口に例えると、出口は資産としての住宅を売却すること。
しかし、個人の方が住みながら自宅を売却するのは難しく、スムーズに行うことは大きな重圧を伴います。自宅売却の際、重要な見学者の受け入れに関して注意したい点を紹介します。
まずは整理整頓
見学者の多くは新築住宅の購入もあわせて検討されています。
当然、新築住宅の展示場もご覧になっている方が多く、私の経験からも「先週末見に行った!」等といった声を頻繁に伺います。
まずは新築住宅が競合することを知り、
展示場にみる“生活観の払拭”を見習いましょう
それには、整理整頓。余分なものは処分するか、隠せるものは隠しましょう!
お住まいになりながら売却される場合はギリギリの生活感を演出します。
見学を終わった方に“あの家に住みたい!”と思っていただかなくては、いつまでも家は売れません。
お部屋の照明を全て点灯する
明るい部屋と暗い部屋はどちらが印象が良いですか?
加えて、十分な明かりはお部屋を広く見せる効果があります。
ちょっと、もったいないと感じるかもしれませんが
見学者がいらっしゃる前に、家の中の照明を全てつけましょう
人は一秒に満たないような“ほんの一瞬”で第一印象が固定されます。
見学者の行く先々(部屋)で、その都度、照明をつけていると
暗く・狭い部屋・・・という印象を植えつけてしまいかねません。
トイレや浴室、納戸やウォークインクローゼットに至るまで徹底しましょう
香りによる演出をしましょう
よそのお宅にお邪魔したとき、玄関で感じるその家庭の臭い・・誰でも一度は経験していると思います。
完全に払拭しなくてもOKです。
目指すべきものはギリギリの生活感なのです。
まずは、風が通るように窓を開けましょう
アロマキャンドルで香りの演出をしましょう
最後に心構えとして
残念ながら、ご覧になった方が全員購入の検討をされるとは限りません。
しっかり準備したのに、なぜかロクに見もしないお客様もいらっしゃいます。
そんなときは少しガッカリしますね。
しかし、真の買主は、いつ現れるか分かりません。
その為に(大変ですけれども)毎回万全の準備をすることが重要です。
さらに、友人を迎え入れるかのような雰囲気づくりも大切です。
私の体験で言うと、見学後に売主様にお茶を淹れていただき、買主様と雑談していると
ご主人同士が同じ地方の出身であることが分かり親近感が増したことがあります。
売主様も緊張しますが、同様に買主様も緊張しているのです!
その心情を理解してホスピタリティを発揮してもらえるとグッと距離が縮まります。
個人の自宅を売却する中古住宅の場合は、売主様本人も見られています!
どんなに良い家でも、すごーく変な人から、大事なものを購入しようとは思いませんよね!
当社(クラッシィハウス)でも自宅売却のお手伝いをしています、お気軽にお申し付けください!
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