ライブをやらないバンドとレースに出ないランニングの相関関係

「いつまでもライブをやらないバンド」とかけて
「レースに出ないランニング」ととく、

その心は・・・「どちらも続きません」

テレビ番組「いかすバンド天国(通称:イカ天)」が人気番組となり、素人バンドブームが到来したのは随分昔のことになってしまいました。
当時、私のまわりでもバンドブームがにわかに起こって、多くのバンドが結成されました。しかし、長続きしたバンドは皆無です。

なぜ多くのバンドが半年も続かなかったのでしょうか?
彼らがバンドをやめていった原因はライブをやらなかったからだと考えています。

ライブをやらないのは恥ずかしいから?

恥ずかしいくらいなら、最初からバンドなんかやらなければ良いのでは?と考えますが違うのです。彼らは上手になった未来の自分を想像し、ステージを縦横無尽に駆け回る自分たちに思いを馳せているのです。当然、下手な演奏を人前で披露することは格好悪いことになります。

  • あのソロが弾けるようになったらステージに立ちたい
  • カッコいいオリジナル曲が出来なければ人前で演奏できない
  • 最低5曲は演奏できないとステージが持たない

ドンドン自分たちで理想を高めて、ライブを行うハードルをあげてしまっています。
楽器は、そう簡単には上達しません。彼らの考える人前で演奏できるレベルに到達するには膨大な練習時間を要します。
バッターボックスに立たないバットの素振りは面白くありません。同様に人前で演奏することのない楽器の練習は苦痛なのです。

ランニングを続けるためにレースに出場する

草野球でも大会に出場したり、交流試合を頻繁に行うことは練習を楽しくします。

多摩境では「小山内裏公園」に隣接する遊歩道(戦車道路)は、見晴らしの良い尾根沿いを一般車両の進入を規制してウォーキング・ジョギング・サイクリングが楽しめるコースに整備しています。穏やかな気候の天気の良い休日は多くのランナーで賑わいます。
同じコース、少し前を行く同等のペースで走るランナーがいるときは、勝手に競い合う気持ちが芽生えて、自然にペースが上がり、長い距離も苦にならなくなります。ランニングも単に走り続けていくのは難しく、走りの中に楽しみを見出していかないと続かないでしょう。
また時折、草レースに出場することは走ることのモチベーションもあがってジョギングを楽しくします。

さがみ風っ子トレイルランニングコース

身近なゴール設定と達成感が必要

過酷なスケジュールで進行するプロジェクトが一段落したところで、疲れているチームを引き連れて食事や飲みに連れて行ってくれるリーダーはどこにもいるだろう。また、ダイエットで目標とする体重をクリアしたときに“自分へのご褒美”として欲しかった服を買ったりした経験は誰にでもあるだろう。実はこれらはピークエンドの法則といわれノーベル物理学賞を受賞した心理学者、ダニエル・カーネマンらの研究で明らかになった「快・不快の判断は終了時の記憶に影響される」という心理を応用した継続するための秘訣だ。

人間の脳の中は「ある行動」をとった後、脳の中で“報酬”を表す物質が放出されると強化する、といった性質を持っているのです。つまり報酬を得て喜びを実感できた行動を再現し、繰り返したくなる結果としての行動が熟練していくというわけです。
茂木健一郎「脳を生かす勉強法」より

脳科学者の茂木健一郎氏が著書でも書いているように、達成感により脳内にドーパミンが分泌されて幸福感を味わうことが出来ます。

これらのことから分かるように、目標を小刻みに設定して、それを達成していくことで充実感を得る。その達成感や充実感がさらに高い目標を達成することのモチベーションに繋がることが分かるでしょう。

始めたばかりのバンドの場合であれば、一曲のコピーでも良いので人前で演奏することを最初から決めてしまうことが手っ取り早いだろう。日時・場所も先に決めてしまって、どんどん友人を招待すればいい。デッドラインが決まれば練習に集中することも出来るだろう。どんなに上達が遅かったとしても一曲なら繰り返し練習するうちに上達するに違いない。そうやって一曲、また一曲とレパートリーを増やしていけばいい。気がつけば難しい曲も演奏することが出来るようになっているはずだ。

ランニングも短い距離でも良いのでレースにエントリーすることが大事です。レースで走ることが目標になります。一度走ればそのタイムが次走の目標タイムとなるはずです。少しずつステップアップしていく以外に高い目標を達成することは不可能です。

まとめとして

このような理由もあって、「第4回さがみ風っ子トレイルランニング」に参加・出場することにしました。今は初めてのレースにとてもワクワクしています。
どんなことでも新しいことを始めるのは自分の世界を広げることになり、後に振り返れば自身のバックグラウンドとして深みが出ることでしょう。
自分自身で言い訳をつくらず、新しいことに挑戦し続けたいと思います。

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